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過敏性腸症候群(腸の過敏症)

小腸や大腸にとくに異常がないのに,下痢や便秘などの便通異常や腹痛・腹部不快感などの症状を伴う場合,『過敏性腸症候群』と診断されます.
この病気にはもともと腸管の自律神経が過敏な人がかかりやすく,いろいろなストレスによって自律神経のバランスが崩れて腸の動きが過剰になるため腹痛や下痢・便秘が起こると考えられています.
患者さんは20~40歳代に多い傾向がありますが,最近では高齢の方にも多くみられ,さらには小学生や幼児にもみられます.試験の前になるとお腹の調子が悪くなる学生さん,重要な会議の前になると何度もトイレに行きたくなるサラリーマンの方などは比較的典型的な症状といえます.
一般に男性は下痢型女性は便秘型となる傾向がありますが,もちろんその逆のパターンもありますし,便秘と下痢が交互におこることもあります.
主な症状は以下のとおりです.
・よくおなかが痛くなる(左下腹部など)
・下痢や便秘が何週間も続く
・下痢と便秘を交互に繰り返す
・ウサギのようなコロコロの硬い便が出る
・便が出るとお腹の痛みがやわらぐ
・排便後もすっきりせず,残便感がある
・お腹が張った感じがする
・お腹がゴロゴロ鳴る
・腰が張ってだるく,ときには痛みを感じる
・食欲がない,吐き気がする
・胸やけがする,ゲップが多い
・疲れが取れない,
・頭が痛い,肩がこる,腰が痛い
・不眠,不安感,気分の落ち込みなど
・試験や会議で緊張すると症状がひどくなる
・トイレに行けない場所では症状がひどくなる
・休日にのんびりしていると症状は出ない
基本的にどこか1箇所悪いところがあって,そこを治せば完治する・・という病気ではなく,治療の中心は日常生活習慣の改善+薬物療法になります.
【生活習慣の改善】
 ・十分な睡眠をとる
 ・適度な運動を行う
 ・規則正しい排便習慣を心がける
【食生活の工夫】
 ・なるべく決まった時間に適量を
 ・朝食は必ず食べる
 ・寝る直前の飲食は避ける
 ・水分は定期的に摂る
 ・食物繊維を十分摂る
 ・下痢のとき:油脂類・牛乳は控える
 ・便秘のとき:ヨーグルトや乳酸飲料・水分を摂る
 ・おならやガスが気になるとき:肉類・マメ類を控える
これらに十分注意しても改善が見られないときには専門医を受診して薬を処方してもらう方がよいでしょう.いずれにしても便秘や下痢の背景にはいろんな疾患が隠れている可能性があるので,過敏性腸症候群の診断方法は諸検査で他の疾患を否定することによる除外診断になります.便秘や下痢でお悩みの方はまず専門医の外来を受診するようにしましょう.
●七草ファミリークリニック
https://7793.biz/clinic/

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